2018年12月12日水曜日

今シーズンを振り返って

さて、これで長かった今シーズンもひとまず終わりました。そして人間の方は風邪を引きました。まあ今まで休みなしで相当しんどかったので、倒れるべくして倒れた感じですが…とりあえずゆっくりします。

少し今シーズンを振り返ろうと思います。

まずはマウスに関して。今年は結構反省点が多いかなと思います。

えーと、良くなかったのが、目標の立て方ですかね。今年の最初は入賞するぞーとかいっていましたが、そういう相対的な結果のものは基本的に立ててはいけません。どう努力していくかの方向性が見えづらくなるからです。具体的な、例えば〇〇くらいの速度で走れるようにするとか、新しい制御を導入するとかの方が自分にとってやりやすいです。
昨年はDCマウスで最短走行をする、と良い目標が立てられていたと思います。今回はシーズン後半にそれに気づき、MAXで走る、という目標で達成出来たので、最終的には良い形に持って行けたとは思います。
今後はしっかりと明確なコンセプトを持ってマウスを作りたいと思いました。
また、今回は高校生最後のマイクロマウスということで、結果を気にし過ぎたかなあと思います。つい早く動かそうと焦っていたように思えます。焦ってもあまり上手くいかないので、今後は落ち着いて作業していきたいと思いました。
あと、自分はまだまだ知識が浅いなと痛感しました。もう少し基本的なところを地道に頑張っていきたいと思いました。

そうはいっても、いつもより時間をかけて取り組んだ分の動きはしてくれたように思います。頑張って作った分、得たものは多かったように思えます。

さて、次に知ロボです。
これはまあ、完成度の低いものを持っていってしまいました。結果が残らなかったのは大会本番だからうんぬんではなく、はっきりした調整不足です。
では、なぜそういう状態になってしまったのか?これに関しては知ロボが終わった後考えてきましたが、「本当に作りたいものがなかった」という結論にたどり着きました。
そもそも自分が知ロボをメインに始めた時、作りたいと思っていたものはシンプルな、けど洗練された機体をイメージしていました。また、やりたいと思ったのはチャレンジャーズの方でした。
そして、「山田君3号改と4号」で自分が達成したいと思っていた、真に作りたいと思っていたものが実現したように思えます。あの作品に関しては、中高生活で作ったロボットの中で最も完成度が高いといっても良いと思います。
で、その後です。正直、明確に「あれをやりたいな」というものはもう残っていませんでした。ですが運良く優勝したこともあってなんとなく次も出よう、としてしまったのだと思います。
当時はこれに気付けていませんでしたが、終わった後になってこう思うようになりました。理由としては、主にマウスの大会に行った時に感じました。マウスの会場に行って他の人のマシンや話を聞いていると、あああれやってみたいな、これも面白そうだな、でも時間は限られてるしなーという風につくりたいものが自然に出てくるのに対し、この前の知ロボは…どうにかひねりだすような感じで無理をしているなということに気づきました。
ロボット製作で一番大切なのは楽しむことです。これは自分の経験則ですが楽しむことが自然にできているときは上手くいくし、なにせ楽しいです。それが今の自分は知ロボでは出来なくなってしまっている、ということが今シーズン上手くいかなかった理由だと思います(一応誤解のないように言っておきますが、知ロボ自身を批判する気は微塵もありません。知ロボはとても良いロボコンだと思います。勘違いのないように念のため)。
まあ、本当に作りたいと思った人のロボットが輝くのがロボコンだと思います。

なんだかだらだら長くなってしまいましたが、今シーズンの振り返りはこんなところですかね。
今シーズンはいつもとは違うことが色々あり、色々と感じるものはありました。いつもよりもはるかに多くのことを学んだように思います。この経験は、今後にいきていくと思います。

この記事はこの辺で。

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