この日は大会本番の日ですが、時間が夜19:30からなので午前中は観光へ。おすすめされたCalifornia Science Centerへ行ってきました。日本で言う未来館に近いようなところです。
宇宙関連の展示と生態系に関する教育向けの展示の2つを楽しんできました。
午後に会場へ。
18:30までは調整して良いとのことだったので、主に探索を中心に調整しました。
日も暮れて、迷路公開。経路は一見2つありますが、斜めを使うメリットはないので実質的に長めのストレートを繰り返すのが代表経路になります。
今回参加したロボットたち。台湾や中国の参加は春節の影響もあって無く、いつもの人たち+現地のマウスが少し、という感じです。
さて、競技の方ですが探索は全日本と同様1.0m/s吸引探索。帰りにやたら補正が多くかかって怪しかったですが壁の読み違いは特に無くとりあえず無事帰還。
その後のオートスタートですが、ストレートの部分は問題なく進んだもののその後の短めの斜め区間を超えた180ターンで壁切れが読めず壁に衝突。Thunderが壁切れを早く読んでしまうのはともかく読み飛ばすのはおそらく作ってからこの大会本番までおそらく一度もなかったので驚きでした。
その後はFastestRun狙いで普段のパラメータを使いましたがこれも直進中に吹っ飛んでいったりターン位置が悪かったりよくわからない動きを連発して一度も記録を残せず終了しました。
最終出走にも関わらずこけるという学生大会の二の舞のような展開になってしまい非常に残念ですが、大会のたびにわかっていない問題が出てくるというのはまだ検証が足りていないのだと思います。今回優勝されたPeterさんのマシンは環境が違う中でも非常に安定していたので、やはり安定性はここぞという大会では非常に重要だと痛感しました。
大会終了後はマウサーと別れを告げて帰宅。6日目は移動のみなので特筆することはなく。
以上、APEC2024のレポートでした。アメリカも海外戦もはじめてでしたが、非常に濃密な日々で貴重な経験となりました。
APECの話を伝えてくださりGITAI見学の機会を設けてくださったNTFのNさん、私を招待してくださったOttenさん、同じく日本人マウサーとして行動をともにしたTさん、PeterさんやHarjitさんといった海外選手の皆さん、非常に様々な方のおかげです。本当にありがとうございました。言語や文化を超えてでもやり続けたいと思う魅力がここにはある、そう実感することができました。
そしてこれでようやく2023シーズン終了。2023は速度域は上がりましたがここぞという場面で外してしまいがちだった印象だったので、2024に向けて修行を重ねなくては...。